こんにちは、アリスターです。
「結婚＝盛大な式を挙げるもの」という考え方は、もう過去の話かもしれません。
今の時代、コンパクトに行うのが主流になってきています。
特に増えているのが「結婚式は挙げず、入籍だけ」というカップル。
またその一方で、披露宴はしないけど「挙式だけはしたい」という人も少なくありません。やはり女性にとってはウェディングドレスを着るのは憧れですしね。
この記事では「挙式」を行う場合と「入籍のみ」の場合を比較していきます。
結婚式ナシ派、増えてる理由は？
まず大前提として、今は結婚式を挙げないのは“普通”になりつつあります。
SNSでも「入籍しました！」の報告で、ウェディング写真も式もなく、おふたりの私服写真だけという投稿はかなり増えてきました。
その理由は、いろいろあります。
- 生活だけで精一杯、シンプルにお金がない
- 目立つのが苦手、セレモニーがそもそも好きじゃない
- 式や招待客の手配など、めんどくさい
- コロナ禍以降、式を挙げないことに対する抵抗が減った
昔と違って、結婚したら挙式を上げるのが当たり前ではなくなったのです。
一方で、挙式だけはしたい人も
ただ、その一方で「披露宴はいらないけど、挙式だけはやりたい」という声も根強くあります。
実際、こんな理由から挙式を選ぶカップルが増えています。
- 大事な儀式として考えている
- 両親に晴れ姿を見せることができる
- ウェディングドレスや白無垢への憧れがある
- 夫婦としてのスタートをしっかり実感できる
- 写真や映像をきちんと残せる
「盛大なことはしたくない。でも節目はちゃんと迎えたい」
そんな思いから、挙式だけの結婚式が注目されています。
実際いくらかかる？
では実際に挙式をあげた場合と、入籍だけで式を挙げない場合で、それぞれいくらになるのか見てみましょう。
| 項目 | 挙式あり | 挙式なし |
|---|---|---|
| 費用の目安 | 約50〜100万円 | 0円 |
| 内容に含まれるもの | 挙式料、衣装レンタル、美容着付け、写真撮影、会場装飾、親族の対応など | 特になし（希望により別途、写真撮影） |
| 準備の手間 | 式場選び、衣装選び、段取り調整などが必要 | なし。入籍は役所に婚姻届。 |
| 心理 | 式により、夫婦になった実感。 | 婚姻届１枚だと実感が乏しいかも。特に婚前に同姓していた場合は。 |
| 写真・記録 | しっかり残せる | 基本的に自分たちで撮るだけ |
※費用はゼクシィや各種ブライダルサイトの統計を参考にしています。
ということで、式を挙げる場合は50～100万かかるのが一般的ですね。
決して安くない金額なので、夫婦の大事な節目として挙げるべきか、それともお金を節約するべきかは夫婦によりけりです。
なお披露宴とは異なり、招待客からの”ご祝儀”はありません。そのため全額、夫婦の負担となります。
なぜそんなに高いの？
「挙式だけなら手頃な値段で済むはず」と思いがちですが、思った以上に費用がかさむ理由はこれです。
挙式の費用内訳
| 項目 | 内容 | 金額の目安（1組分） |
|---|---|---|
| 式場使用料 | チャペル・神社などの挙式会場利用料（司祭や巫女含む） | 約5〜20万円 |
| ウェディング衣装（新婦） | ウェディングドレス or 和装1着（小物レンタル含む） | 約10〜30万円 |
| 衣装（新郎） | タキシード or 紋付袴など | 約3〜10万円 |
| 美容・ヘアメイク | 新婦のヘアセット・メイク、着付けなど | 約3〜8万円 |
| 写真撮影 | スナップ写真・記念撮影（データ渡し or アルバム付） | 約5〜15万円 |
| 結婚証明書・装花等 | 結婚証明書、祭壇装飾、ブーケなどの基本装飾 | 約2〜5万円 |
| 両親の衣装・交通費など | モーニングや留袖のレンタル、移動費用など（必要に応じて） | 約5〜15万円 |
| 控室・アテンド費 | 控室使用料、介添えスタッフ費用など | 約2〜5万円 |
▶ 合計：35〜100万円（全部が最安値で済むことはないので、実質50～100万円）
一つ一つがどれもウン万かかるので、積み重なって50～100万いっちゃうんですよね。
特別な式だからこそ、どの項目も丁寧かつ高級感あるものが多く、その分お金がかかってしまうわけで。
入籍だけなら「ゼロ円婚」も当たり前
一方で、入籍だけにしたカップルの約4割が「まったく後悔していない」という調査結果もあります。
SNS時代だからこそ、式を挙げなくても“結婚の記録”を写真や投稿で自然に残せるようになったのも大きいです。
あと「結婚したら式を挙げるのが当然」だった昔と違い、多様性の時代なので「高い金と多くの時間を割いてまで式にこだわる必要あるのか？」という考え方もありますよね。
また、浮いたお金で…
- ハネムーンを豪華にした
- 家具・家電をグレードアップした
- すぐにマイホーム購入の頭金に回した
というように、現実的なメリットがはっきりしているのも「入籍だけ婚」の強みです。
手頃に式を挙げるポイント
「挙式はしたいけど、お金がそんなにない」というカップルには、20～25万円程度でコンパクトな挙式を挙げることも可能です。
| 項目 | 一般（50～100万） | お手頃（20～25万） |
|---|---|---|
| 衣装（ドレス等） | 数十万円クラスの豊富なラインナップ | プラン内の“限定衣装”から選ぶ（数に限りあり） |
| ヘアメイク | リハーサル付き、専属スタッフが終日対応 | 当日ヘアメイクのみ、時間制限がある |
| 式の演出 | 聖歌隊・生演奏・バージンロード演出など | BGMのみ、演出は最小限 |
| 会場装飾 | 生花やアーチ・椅子装飾まで凝る | 最小限または既存装飾で対応 |
| 撮影 | 専属カメラマン＋アルバム作成付き | 撮影は短時間（データ納品のみ、印刷なし） |
| 参列人数 | 数十人〜100人程度が一般的 | 多くて10人程度（会場の規模・料金が上がる） |
| 日程の選択肢 | 土日祝や仏滅を避けた日時指定が可能 | 平日限定 or 土日は追加料金 |
| 控室や待合室 | ゲスト用控室・親族控室完備 | 基本は新郎新婦控室のみ or 簡素な共有スペース |
| 自由度（持ち込み） | 持ち込み可・装飾や演出も自由 | 持ち込み不可が多く、パッケージに準拠 |
簡素でパッパとやるため、一種の作業感があって寂しくもありますが、それでも普通の挙式に比べて半額～1/4の金額で収まるのは魅力的ですよね。
こういう割り切りが必要
- ✦ 「ドレスに強いこだわりがある人」には向かない可能性あり
→ プラン内衣装の中から選ぶため、「このブランドが着たい」といった希望には応えにくいです。 - ✦ 演出重視派には物足りないことも
→ 生演奏やキャンドルサービス、誓いのキス前の光の演出などは省略されるケースも。 - ✦ 大人数では対応不可
→ 家族・親しい友人だけで10人前後が限度。30名以上の挙式になると料金が跳ね上がります。 - ✦ アルバムなど形に残す記念品は別料金のことが多い
→ データ納品は基本プランに含まれても、印刷アルバムはオプション。
終わってみれば「これで十分」な理由
- ✔ 写真もドレス姿もちゃんと残る
- ✔ 親へ感謝を伝える場として成り立つ
- ✔ 費用の重圧がないから、結婚生活のスタートが軽やか
- ✔ 参列者の体力・準備的にもコンパクトでちょうどいい
どちらを優先したいか
挙式だけでも、実際には50〜100万円かかります。簡素なもので妥協したとしても20万円以上はかかります。
一方で入籍だけなら0円。これは動かせない事実です。
だからこそ、最終的な判断に必要なのは、「自分たちが何を大切にしたいか」という視点です。
たとえば…
- 思い出を形に残したい
- 親にドレス姿を見せたい
- 結婚という節目を大事にしたい
→ そんな方には、挙式をする価値がきっとあるはずです。
一方で…
- 費用はなるべく生活や将来に回したい
- かけるお金と時間が価値に見合わない
- ウェディング業者のマーケティングに踊らされたくない
→ そんな方には、入籍だけでも十分素敵なスタートになるでしょう。
どちらの選択にも優劣はなく、それぞれに確かな意味と価値があります。
まあただこうやって悩むのも、生活がシビアな世の中になってしまったから。
お金に余裕があれば、誰だって結婚という形を大事にして、式を盛大に上げたいですよね。
なので、良ければ以下の選択肢も一考に入れてみてください。
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